「オニ電されて個展会場を潰された」ゆきぽよ事務所社長が所属タレントに損害賠償7000万円請求


木村有希 (モデル) (ゆきぽよからのリダイレクト)
インフルエンサー・モデル部門 ^ a b “ゆきぽよ(木村 有希)”. V.I.P MODEL AGENCY. 2019年5月20日閲覧。 ^ “ヘビ柄ビキニに大胆美ヒップ…ゆきぽよ、“ぽよんボディ”炸裂で魅了”. マイナビニュース (2021年1月9日). 2021年1月16日閲覧。 ^ “ゆきぽよさん
11キロバイト (1,291 語) - 2021年6月9日 (水) 02:02



「俺はキレイごとが大嫌いなんだ!!」ゆきぽよ事務所社長が退所トラブルで所属タレントに損害賠償7000万円請求 から続く

 人気タレントゆきぽよ”こと木村有希(24)の所属事務所である「デルタパートナーズ」が、所属タレントのA子さん(29)と退所をめぐってトラブルとなり、A子さんに対して約7000万円の損害賠償請求をしていたことが「文春オンライン」特集班の取材でわかった。A子さんは「辞めたいと伝えたのに事務所は辞めさせてくれなかった。賠償金についても全くの言いがかり、私は3カ月しか活動していない。これまでも社長から恫喝めいたモラハラ、嫌がらせを受けていた」と涙ながらに惨状を語った。(全2回の2回目/#1から続く)

社長からの罵詈雑言の叱責でうつ状態に。適応障害と診断された

 油彩画家として活動しながら、モデルの仕事もしていたA子さんは2020年5月ごろに、芸能事務所デルタパートナーズと専属契約を結んだ。同社社長の小泉宗弘氏(46)とA子さんとの間に、決定的な亀裂が入ったのは2020年6月23日。東京・六本木カフェでA子さんは小泉氏から数時間にわたり、周囲に客や店員がいるなかで罵詈雑言を浴びせられたという。このことでA子さんはうつ状態となり、精神科に通い始め、7月には医師から適応障害と診断された。

「暴言を浴びせられてから、小泉社長のことが怖くて身体が震え、社長や(部下の)マネージャーのYさんからの電話に出られなくなりました。Yさんには7月19日に、事務所を辞めたいことを伝えたのですが、聞き入れてくれませんでした」(A子さん)

 A子さんは知人や精神科の医師や弁護士事務所とのトラブルについて相談。医師や弁護士らのアドバイスで、事務所との連絡を断つことを勧められたため、A子さんはその通りにした。するとY氏からLINEメッセージが届いたという。

「Yさんは『A子のために動いてくれたスタッフもいるわけだし、小泉社長やスタッフの前で一度、話をしよう』というLINEを送ってきました。プロジェクトを放棄して迷惑をかけていることに対しては申し訳ないという思いはありました。ですが、社長が怖くてどうしても皆の前には行けない、行ったらまた延々と社長に説教されるかもしれない。体調が悪いことを告げて、断りました」(同前)

「A子はウチの専属契約。勝手に使うな」連日の電話で個展が中止に

 A子さんは、その後、体調不良に悩まされながらも、本来の仕事である油絵の制作に没頭した。事務所と契約する以前から決まっていた個展のための作品制作の締め切りも迫っていた。

 しかし、その個展は2020年10月、A子さんにとっては思わぬ形で“中止”になった。A子さんが続ける。

11月に、ある大手百貨店で私の個展が行われる予定でした。美術雑誌にも大きく広告を出してもらっていたのですが、Yさんから百貨店の会場や本店に『A子はウチのタレントで専属契約している。勝手に使うな』といった内容の電話が、2週間くらい毎日かかってきたそうです。広告を出した出版社にも同じように電話をかけてきたと聞いています。

 皆怯えてしまって、百貨店の方も画商さんも『私と関わりたくない』という姿勢になってしまい、そのまま個展は中止になりました。事務所を辞めたいという意思は既に、Yさんにも小泉社長にも伝えていたし、何より契約書を書く際にも『契約は来年からで、今年いっぱいの自分でとった仕事はやっていい』と小泉社長は言っていたのですが……」

「6883万7230円の損害賠償を求める通知書」

 10月16日にはデルタパートナーズからA子さんへ「6883万7230円の損害賠償を求める通知書」が届いた。

 

通知書では、個展の中止を求めると共に、絵画プロジェクトを中止したことに対する高額な損害賠償を支払うように要求。さらに小泉社長へA子さんが謝罪し、事務所との契約を継続するよう求めていた。A子さんが続ける。

事務所との契約の開始は2021年からと聞いていたし、私が個展をやることは、社長も納得していたはずでした。それを無理やり中止させた上に、かかった人件費や逸失利益を払え、小泉社長に謝罪せよって、一体どういうことなんでしょうか。

4月30日には6989万円の損害賠償を求める訴状が届いた

 それに、そもそも未だに契約書ももらっていなかったので、Yさんに、まずは契約書を送ってほしいと頼みました。契約書は弁護士を通じて10月後半にやっと届きました」

 損害賠償請求の通知書に対して、A子さんは弁護士を通じて、賠償金を払う意思がないことや、退所の意思を11月半ば事務所側に伝えた。すると今年4月30日、A子さんのもとへ、通知書より106170円増額された6989万7400円の損害賠償を求める訴状が届いたのだった。

事務所関係者は「ギャルたちがちょっとした理由でいなくなった」

 小泉社長に、訴状を送った理由や、賠償金の内訳、A子さんの個展への妨害行為について真意を問うと、書面で以下の回答があった。

〈当社としては、A子の行動により被った損害について何度も協議を試みましたが、A子側が協議に応じる姿勢を見せなかったため、やむなく訴訟の提起に至ったものです。係争中の案件ですので、詳細なコメントについては差し控えます。なお、A子側から訴状及び答弁書の提供を受けてのご質問とお見受けしますが、A子側の主張には、事実と異なる主張が多く見られます。この点については、今後の裁判にて明らかにしていく所存ですので、不確かな根拠に基づく報道はお控えください〉

 小泉氏の関係者が取材に応じ、小泉氏の声を代弁した。

「A子は適応障害と言っていますが、病気を理由に事務所を辞めると連絡してきた1週間後には船上パーティーに参加して、楽しんでいる姿をSNSにあげていたんです。今回の訴訟は小泉社長が、A子が“バックレた”ことを『人として許せない』と思ったことからはじまった。A子は自分から『入れて欲しい』といって事務所に所属することになりました。A子のために絵画を売るシステム事務所が大金を払い作成した。準備して、まだ1円も回収していないのに契約を解除された小泉社長のことも考えてほしい。

 小泉社長の事務所は元々ギャルが多く所属しています。これまでも所属タレントとなったギャルたちがちょっとした理由ですぐにいなくなることがありました。だからこそ、契約書できっちり決まりを作って、そういうトラブルが起きないようにしているんです。A子が勝手に個展を開いたことは契約違反ですし、かかった費用や逸失利益について損害賠償を求めることも契約書には記載している。パワハラモラハラについては見解の相違で、社長はA子のことを考え、どうやったら絵が売れるかアドバイスしただけなのですが……」

芸能人の権利問題に詳しい弁護士があげた「問題点」

 だが、芸能人の権利問題に詳しい河西邦剛弁護士はこの通知書の問題点を指摘する。

「約7000万円という高額な請求は、全く実態に見合っていない不当なものです。通知書の(1)では『第三者と締結したサイト運営、運営費用』として、2000万円を請求していますが、具体的根拠も示されておりませんし金額として過大すぎます。

(2)の『逸失利益』というのは、『得られるはずのものが得られなかった』『今後入ってくるはずのものが入ってこなかった』金額のことをいいます。例えば、あるタレントが近日中に2000万円のCM契約を結ぶことが決まっていたとする。しかし、その契約が本人のスキャンダルが発覚したことによって、破棄されてしまった。こういうことなら、2000万円の逸失利益を請求することも有り得ますが、自分たちが勝手に計画していたと主張するだけのイベントに対して、2000万円の損失が発生したと主張するのは、あまりに実現可能性が乏しいように感じます。(3)の外注費用については、正直謎です1800万円の人件費がどのようにして発生したか全くわからない。

 事務所としては、A子さんが、事務所を通さずに百貨店で個展を行おうとしたことを根拠に『契約違反』を主張しているのでしょうが、契約を仮に結んでいたとしても、デルタパートナーズが行った行為は『独占禁止法』の規制する『競争者に対する取引妨害』にあたる可能性があります。度が過ぎる場合は、民事の問題をこえて、業務妨害罪で刑事告訴される可能性もあります」

「早く社長から解放され、絵の仕事がしたい」

 A子さんに再び話を聞いた。

事務所を辞めると連絡した1週間後に船上パーティーに参加したことは事実です。でも、それは私のことを心配した友人が元気を出してほしいと誘ってくれたから参加しただけです。適応障害というのは、小泉社長やYさんと会う、あるいは会うかもしれないと思うと、症状が出てくるんです。適応障害になってかなり沈む日もありましたが、何とか日常生活を送れるぐらいにはやっています。

 こちらも弁護士に相談して訴訟に備えている。ただ裁判は時間がかかる、それより早く社長から解放され、絵の仕事がしたい」(A子さん)

 そう話す間、A子さんは何度もため息をつき、肩を落としていた。

(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))

小泉宗弘氏(2012年 本人Facebookより)


(出典 news.nicovideo.jp)